2018年10月31日(水) 本会議 「所信表明・財政演説に対する代表質問」(米中貿易戦争の暗雲、デジタル革命への取組、レセコン改修/SE長時間労働問題、持続可能な社会保障制度、生命保険関連税制の強化充実、安倍内閣閣僚の政治姿勢、西郷隆盛最期の言葉「晋どん、もうここでよか」、長期政権のレガシーづくり、「下山の思想」のすすめ)

ishigamitoshio.com

ishigamitoshio.com

■2018年10月31日(水)参議院本会議「代表質問」

--------------------------------

【議題】

・安倍内閣総理大臣「所信表明演説」
・麻生財務大臣「財政演説」

第百九十七回国会における安倍内閣総理大臣「所信表明演説」および麻生財務大臣「財政演説」

--------------------------------

ishigamitoshio.com

--------------------------------

【質問要旨】

20181031参議院本会議「質問要旨」(石上事務所作成)

問1:(対安倍総理大臣)
 米国トランプ政権の「米中貿易摩擦」の余波を受け、暗雲漂い始めた我が国製造業の懸念を、総理から友人「ドナルド」にしっかり直言するべきではないか。

問2:(対安倍総理大臣)
 日本政策投資銀行『企業行動に関する意識調査』で判明した、我が国企業の人工知能・ビッグデータ利活用に関する導入不足・関心不足に対する成長戦略立直し策如何。

問3:(対安倍総理)国の予算編成という硬直したスケジュールのなかで長年放置され続けた「診療報酬改定(2年に1回)」に伴うレセコン改修現場における短納期・不眠不休の過酷な長時間労働問題を内閣として解決するべきではないか。

問4:(対安倍総理大臣)
 年々拡大する「社会保障給付費と保険料収入の差額」をどう考えるか。最終的に消費税率はどこまで上がるのか。5年先延ばしになったプライマリー・バランス回復公約の実現性はどうか。公約が破棄された場合、政治責任をどうとるのか。

問5:(対麻生金融担当大臣)
 より多様化する国民の生活保障ニーズ対応の観点からも、「自助」である生命保険の関連税制の抜本的な強化・充実が一層重要となる時代になったのではないか。

問6:(対片山国務大臣)
 「口利き疑惑報道」に裁判を起こすのは自由だが、「弁護士から『裁判外で説明は控えてもらいたい』と言われている」から説明しないでは話にならない。大臣を務める前に、まず自らの説明責任を国民の前で果たすべきではないか。

問7:(対麻生財務大臣)
 財務大臣は財務省不祥事の責任をとり、総理に頼まれても、西郷どん最期の言葉ではないが「もうここでよか」と留任固辞すべきだったのではないのか。

問8:(対安倍総理大臣)
 多くの国民や与党公明党も乗らない、政権のレガシーづくり/求心力維持の憲法改正作戦は、西郷どん最期の言葉ではないが「もうここでよか」ではないのか。

以上

--------------------------------

ishigamitoshio.com

--------------------------------

【質問全文】

20181031参議院本会議「質問全文」(石上事務所作成)

【導入】
 国民民主党・新緑風会の石上俊雄です。安倍総理の所信表明演説に対し、会派を代表して質問させていただきます。冒頭、大阪北部地震、西日本豪雨災害、台風21号、そして北海道胆振東部地震で亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 早いもので、憲政史上類のない政府の不祥事で混乱した、あの通常国会から3か月が経ちました。この間、私も政治家として原点に立ち返るべく、全国津々浦々の仲間を訪ね、政治に対する疑問や批判、また建設的な提案をたくさん聞かせて頂きました。更に、私の最大の支援組織である『電機連合』57万人の皆さんからも魂のこもった、熱いメッセージを数え切れないほど頂戴しました。本日はその中でも特に要望の高かったご意見ご関心に基づき、安倍総理と麻生大臣に質問させていただきます。

 はじめは、最も多くの方々からお寄せ頂いた要望である『産業政策』について、お尋ねいたします。一つ目は、現在進行中の米中貿易戦争についてです。


(1)【対総理大臣】米中貿易戦争で暗雲漂う我が国産業界の懸念を米大統領に直言すべき

----------------

ishigamitoshio.com

■米中貿易摩擦/戦争の構図(出典:産経新聞20180823朝刊)

----------------

 昨年まで世界経済は「グレートモデレーション」=大いなる安定と呼ばれ、ダボス会議では、この安定がいつまで続くのかが最大の関心事でした。しかし今年に入り、米国トランプ大統領が貿易戦争を中国に仕掛けた結果、我が国製造業では好調だった産業ロボットや工作機械、また電子部品の製造装置等で「中国投資」落込みの懸念が広がり始めています。これ以上の対立激化は米中のみならず、我が国経済にもマイナスであることは必至です。トランプ大統領のことを評論家は「俺の最高のアドバイザーは俺」と信じる人と揶揄しますが、そんな彼でも総理は友人として、否、それ以上に日本の国益を代表して経済界の懸念をしっかりと直言するべきです。保護主義の行き着く先は所詮「勝者なき戦い」と、総理はトランプ大統領に言い含める気構えがあるかどうか、真摯な答弁を求めます。

 二つ目は、国内企業に散見される「デジタル革命への取組不足」についてです。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

--------------------------------

(2)【対総理大臣】政投銀調査で判明した「デジタル革命への取組不足」問題

 今年8月、日本政策投資銀行が公表した『企業行動に関する意識調査』というアンケート結果で関係者の間に衝撃が走ったのを総理はご存知でしょうか。製造業・非製造業の計1168社にビッグデータや人工知能についてヒアリングしたところ、38%が「活用の予定なし」、34%では「活用予定がない」だけでなく「関心もない」との回答でした。さらに驚くべきは「中期的な市場開拓や新規事業への取組」について問われると、約6割の企業が「取組の予定はない」と答えたのです。これでは、政府の成長戦略、例えば「コネクティッド・インダストリーズ」等は企業の間で本当に理解されているのかと疑問符を付けられても仕方がありません。また、所信表明演説で総理が誇らしげに紹介した「固定資産税ゼロのかつてない制度」も、実は3年限定という一過性のものに過ぎず、果たしてこれで我が国企業の「デジタル革命への取組不足」という課題解決が可能なのか、極めて疑わしいと考えますが、総理の見解・今後の対応についてご説明ください。

----------------

ishigamitoshio.com

--------

ishigamitoshio.com

(出典)20180801日本政策投資銀行「企業行動に関する意識調査結果(大企業)」

----------------

 次は、同じくらい要望の高かった『労働分野』から、先の「働き方改革」国会では議論の俎上に載らなかった、ある長時間労働問題について質問させていただきます。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

--------------------------------

(3)【対総理大臣】国が放置してきた「レセコン改修」というSEの長時間労働問題
 全国の医療現場では、2年に一度の診療報酬改定に合わせ、大勢のシステムエンジニアたちが、診療報酬明細書を作成する専用ソフト=通称「レセコン」の改修に、短い納期のなか、不眠不休で取り組んでいます。実はレセコン改修が過酷な作業現場として常態化する原因は、国の予算編成の流れにあるのです。診療報酬の改定率は、国の予算総枠が固まらないと決めることができません。しかし一方、改定内容が決まると今度は、新年度当初からその適用が求められるため、結果的に作業は常に短納期・過密スケジュールとなり、現場では毎回、長時間労働が当たり前となってしまうのです。
私も何度か委員会で、この構造的問題を訴えてきましたが、厚労省は政府全体の予算編成というスケジュールの複雑性・硬直性を前に物申せないのか、長年問題を放置してきました。本来、長時間労働を是正する側の国が長時間労働をつくりだし、2年に一度、苦しむ人が必ず発生する。そんな仕組みがいつまでも存続していいはずがありません!
総理、ぜひ明確で力強いリーダーシップを発揮して、この問題を解決すると、この場でハッキリとお約束してください。

----------------

ishigamitoshio.com

(出典)20170530経済産業委員会「配布資料」(石上事務所作成)

(参考)石上俊雄ホームページ「20170530経済産業委員会」
(参考)石上俊雄ホームページ「20180719『ワークライフバランス実現に向けた施策に関する質問主意書』」

----------------

 次に、『社会保障』について、安倍総理と麻生大臣にお尋ねします。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

--------------------------------

(4)【対総理大臣】社保給付費/保険料収入・最終的な消費税率・PB回復の実現性
 総理は所信表明演説の中で「全世代型社会保障」をキレイに謳い上げましたが、年々拡大する「社会保障給付費と保険料収入の差」についてはどう考えるのでしょうか。また、来年10月に消費税率を10%に引き上げる旨、宣言しましたが、10%の後、我が国の消費税率は最終的にどこまで上がるのですか。これで打ち止めか、それともヨーロッパ諸国なみに20%前後まで上げるつもりでしょうか。いずれにしても政府がまずやるべきは徹底的なムダづかい減らしです。自分たちのムダづかいの精査は後回しにして、消費税率をいじれば、いくらでも国民からお金を搾り取れると思ったら大間違いです。また関連して、プライマリーバランス回復達成が2025年度に5年先送りされましたが、本当のところ、その実現性はどれぐらいあると考えているのですか。万が一、この公約が合理的な理由もなく、破棄された場合、総理はどのような政治責任をとる覚悟ですか。あとあと言い逃れできないよう明瞭簡潔な言葉づかいで、具体的な答弁をお願いします。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

(出典)「日本の財政関係資料」(財務省2018年10月)

--------------------------------

 また、麻生大臣にもお尋ねします。


(5)【対金融担当大臣】「自助」としての生命保険関連税制の抜本的な強化充実が必要
 持続可能な社会保障制度の確立を図るため、自助・自立のための環境整備の必要性は
いまや国家的な大命題となっています。特に生命保険等は自助努力による生活保障手段として、国民生活の安定に寄与しており、今後、より多様化する国民の生活保障ニーズ対応の観点からも生命保険関連税制の抜本的な強化・充実が必要と考えますが、麻生大臣の認識・対応方針をお示しください。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

(参考)石上俊雄ホームページ「20161212『生命保険関連税制等の充実に関する質問主意書』」

--------------------------------

 最後に、安倍内閣閣僚の政治姿勢についてお尋ねします。片山大臣、麻生大臣、そして総理自身に質問します。

(6)【対片山国務大臣】「口利き疑惑報道」に説明責任を果たすのは大臣自身の義務だ
 まず片山大臣に伺います。大臣には現在、「口利き疑惑報道」が投げかけられています。午前中、総理から我が会派・大塚参議院会長への答弁にもありましたよう、疑惑に対して説明責任を果たすべきは、片山大臣、あなた自身です。裁判を起こすのは自由ですが、自分が雇った「弁護士から『裁判外で説明は控えてもらいたい』と言われている」ということを理由に、説明責任を回避できるという考えは、完全な間違いです。世間ではこれを「マッチポンプ」と呼びます。何もなければ説明し、潔白ならばそれで疑惑は終わりです。片山大臣には、まず自らの疑惑について、納得できる説明責任を果たすことを求めます。それがあなたの義務です。できなければ、大臣の職を担うことはできません。


(7)【対財務大臣】財務省不祥事を受けて麻生大臣は留任を固辞すべきだったのでは
 次に、麻生大臣にお聞きします。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

■安倍総理大臣・麻生財務大臣ご本人たちの目の前で堂々と!

--------------------------------

 一連の財務省不祥事の責任を負うはずの大臣が何故いまだに内閣の一員としてこの場に居続けているのでしょうか。総理に頼まれたからですか。麻生大臣はあの明治維新の偉人・大久保利通のご子孫とお聞きしますが、最後の最後まで麻生大臣を庇い続ける安倍総理に、大久保の盟友・西郷隆盛=西郷どんの、最期の言葉を拝借して、ご自身の意思をしっかり伝えるべきではないでしょうか。
「晋どん、もうここでよか」と。「晋どん」とは西郷隆盛が西南戦争の最後で介錯を頼んだ別府晋介のことで、奇しくも「晋介」の「晋」の字と「安倍晋三」の「晋」の字が同じで、ついついイメージが重なり不思議だなぁと感心しています。それはさて置き、麻生大臣はいまからでも遅くない、安倍総理に「晋どん、もうここでよか」と大臣留任を固辞するべきではないですか。麻生大臣の、時に解読困難な本心を誰にでも分かるよう、ぜひ率直にお聞かせください。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

(出典)司馬遼太郎作『翔ぶが如く』第十巻(三百頁)「晋ドン、モウココデヨカ」

--------------------------------

(8)【対総理大臣】政権の求心力維持/レガシー目的の「憲法改正」作戦は的外れ
 そして最後に、安倍総理にも政治姿勢についてお聞きします。総裁選で三選を果たし、このままだと首相在任期間が、合計でも連続でも、日本の憲政史上最長になると伺いました。そのことが国家・国民にとっていかなる意味があるのか、私にはよく分かりません。しかしその記録達成までの間、大多数の国民や与党・公明党も乗ってこない、憲法改正を唱え続けるのは余り有益とは思えません。いまの安倍政権に必要なのは、異次元緩和策の出口戦略のように、登った山の頂から安全に降りること、いわば『下山の思想』ではないでしょうか。残された時間の中、自らの行動に起承転「結」をしっかりつけることが何よりも大切です。新しく求心力を作り出すため、政権のレガシーを作るため、見込みの薄い憲法改正を引っ張りまわす作戦については、私からも総理にハッキリと言わせていただきたい。「晋どん、憲法改正は、もうここでよか」と。

--------------------------------

ishigamitoshio.com

--------------------------------

ishigamitoshio.com

--------------------------------

【結び】
 今回は厳しいことも、多少言わせていただきましたが、これもすべて、麻生大臣、安倍総理、そして国家・国民のためと信じ、私自身、自らの代表質問に「もうここでよか」とケジメをつけて、質問を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。

 以上

--------------------------------

ishigamitoshio.com

■20181101神奈川新聞朝刊『「晋どん、憲法改正はよか」国民・石上氏 西郷隆盛倣って苦言』(川口肇記者)

(参考)国民民主党ホームページ「【参院本会議】「晋どん、もうここでよか」石上俊雄参院議員が総理に「下山の思想」説く」

--------------------------------

<関係資料>
20181031参議院本会議「質問全文」(石上事務所作成)
20181031参議院本会議「質問要旨」(石上事務所作成)
第百九十七回国会における安倍内閣総理大臣「所信表明演説」および麻生財務大臣「財政演説」

--------------------------------

ishigamitoshio.com

ishigamitoshio.com


2018年6月19日(火) 経済産業委員会 「オゾン層保護法改正案」(モントリオール議定書(キガリ改正)、日本人が発見した「南極オゾンホール」、三菱電機「DS2000」とNEC「NEXTAR」(我が国宇宙産業の輸出産業化)、国家基幹技術「ポスト京」(富士通)・気象庁スパコン(日立)、量子コンピューティング投資競争、東芝ライフスタイル「日本初のノンフロン冷媒の家庭用冷蔵庫」、パナソニック「自然冷媒(CO2)型」と富士電機「冷却ユニット内蔵型」、三菱電機「自然冷媒ルームエアコンの研究」)

--------------------------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

環境省HP「自然冷媒機器開発秘話『東芝ライフスタイル』」
(※「シクロペンタン」から「イソブタン」への切替【家庭用冷蔵庫】)

---------------

ishigamitoshio.com

■参議院経済産業委員会「オゾン層保護法改正案」質疑(2018年6月19日)

--------------------------------

【議題】

・オゾン層保護法改正案(特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律の一部を改正する法律案) 

「オゾン層保護法改正案」(概要)
「オゾン層保護法改正案」(新旧対照条文)
「オゾン層保護法改正案」(参考資料)

---------------

ishigamitoshio.com

(出典)「オゾン層保護法改正案」(概要)

---------------

※「キガリ」改正の「キガリ」って何?
 一昨年2016年10月に、アフリカのルワンダ共和国の首都キガリにおいて、オゾン層を破壊する「特定フロン」を規制してきた「モントリオール議定書」の改正がなされ、オゾン層を破壊しない「代替フロン」も、地球温暖化効果が大きく、規制されることになった。これが今回、国内法「オゾン層保護法」を改正する理由である。今回のモントリオール議定書改正は、参加国の協議・合意の行われた場所の名前(ルワンダ共和国の首都=Kigali【キガリ】)から、「キガリ」改正と呼ばれている。

ishigamitoshio.com

(出典)独立行政法人「国際協力機構(JICA)」ホームページ

--------------------------------

【質問構成】


【「キガリ改正」そもそも論】
<1.取組むべき政策課題を見つける重要性>

【「キガリ改正」マクロの視点】
<2.削減目標達成の我が国の基本姿勢>

【「キガリ改正」ミクロの視点】
<3.機器ごとの冷媒代替技術の現状・課題>

【「キガリ改正」将来の視点】
<4.我が国冷凍空調産業のシェア拡大の好機>

---------------

ishigamitoshio.com

@参議院第2別館・第21委員会室

***************

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」質問要旨【石上事務所作成】
20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」質問要旨【石上事務所作成】

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】
20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】


***************

<1.「キガリ改正」そもそも論:真の意味で「取組むべき政策課題」を見つけることの重要性>

ishigamitoshio.com

---------------

【南極オゾンホールを含めたオゾン層破壊状況の経過と今後の見通し】

問1:(対気象庁)
 気象庁気象研究所の忠鉢繁(ちゅうばち・しげる)研究官が南極上空にオゾン量の少ない部分「オゾンホール」を1982年に世界で初めて発見して36年。南極オゾンホールに限らず、有害な紫外線から地球環境を守るオゾン層の破壊の現状や今後の修復は気象観測からどのような見通しにあるか。

 また、こうした科学的知見を得る上で観測のための人工衛星や、データ解析に用いるスパコンは2大必須アイテムとも聞くが、限られた国の予算の中、日本自前のものと国際協力と、研究テーマで様々だろうが、全般的にどういう組合せになっているのか。すべて自前か。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】


***************

【我が国の宇宙開発戦略:国・産業界の課題(研究開発と産業展開のバランス)】

問2:(対経産省)
 地球観測や宇宙探査など純粋科学だけでは予算制約上、規模拡大は早晩行き詰る。準天頂衛星データの利活用に象徴できるよう、税金以外のお金が(他産業や利用者、海外需要から)流れ込む環境づくりが重要。

 例えば、世界の商用静止衛星市場における受注シェアは、三菱電機がまだ2%、NECは昨年初めて海外受注に成功したばかりと、今後官民挙げての戦略的国際展開(輸出産業化)が期待される。実際、欧米(政府機関+企業)は、自国の安全保障も上手く絡めて輸出ビジネスのモデル構築に成功している印象。我が国宇宙産業を脱「官頼み」・持続的発展可能な産業とするために政府はいかなる戦略を描いているか伺いたい。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

***************

【国家基幹技術のスパコン(ポスト京)、量子コンピュータ開発(目的・課題・必要性)】

---------------

ishigamitoshio.com

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問3:(対文科省)
 衛星等でデータの大規模収集が可能となっても、その解析なくして「意味ある何か」は見つからない。ムーアの法則でセンシングのコストが大幅に下がり、ビッグデータ化も著しい分、それに見合ったコンピューティング能力の桁違いの向上が国家や企業の命運を握る時代と言っても過言ではない。政府は「スパコン京」を開発し、現在は「ポスト京」に取組んでいるが、その目的や課題、国としての開発必要性や費用対効果等をどう認識しているか。

 
---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

---------------

問3:(続き/対文科省)
 また、ここ数年、量子コンピューティングという、やがて来るスパコンの計算速度限界を超える、全く別原理のコンピュータ開発に、各国政府や企業も競争モード著しいが、我が国はどのような取組みを行うのか
(例えば、予算規模や体制、スパコン開発との順序や優先度等)。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】


***************

<2.「キガリ改正」マクロの視点:国全体での削減目標達成の基本姿勢>

---------------

ishigamitoshio.com
世耕弘成 経済産業大臣

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

【生産量、市中ストック、漏えい・回収等の物質収支に基づく目標達成の基本的な戦略】

問4:(対世耕弘成 経済産業大臣)
 今回のキガリ改正は、オゾン層破壊係数(ODP)ゼロだが地球温暖化係数(GWP)大の代替フロンに削減義務を課す(具体的にはHFC:ハイドロフルオロカーボン)。国全体の消費量の定義は「消費量=生産量+輸入量―輸出量」、但し「生産量」には議定書でも国内法でも、実際の生産量から破壊量を控除するとの規定がある。従って「代替フロンの生産は段階的に禁止され、『グリーン冷媒』化が義務化された」と短絡するのは不正確で、生産分を破壊すれば(換言すれば、環境放出ゼロ、市中ストックを大量破壊すれば)現状維持も可能であり、漏えい量や廃棄時回収量次第では、許容される生産量は大きく変動するとも考えられるのではないか。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問4:(続き/対世耕弘成 経済産業大臣)
 もちろん「グリーン冷媒」に生産が全て切替われば、削減目標の達成面でも環境面でも理想的だが、それはこれまでの延長線上で可能なのか。真のボトルネックはどこにあるのか。

 また、そもそも、どのような戦略・シナリオで削減目標をクリアするイメージなのか。

(例えば、新冷媒切替は経済的に期待できるのか、漏えい・回収量の把握は十分か、2029年▲70%削減は見通せるのか等、物質収支を左右する要因とそのインパクトについて全体像を伺いたい)。

---------------

ishigamitoshio.com

***************

<3.「キガリ改正」ミクロの視点:機器ごとの冷媒代替技術の現状・課題・対応>

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

『機器ごとの冷媒代替技術の概観』

●低温/高温(給湯)領域で、かつ冷媒量が少ない機器では、一般的に冷媒代替技術が実用化済み(※温度帯に適した冷媒が存在していた、また、機器内で配管が閉じているために安全対策が取りやすく可燃性冷媒も選択肢になり得た等の理由による)。

●一方、空調などの中間的温度帯では、温度帯に適した冷媒がまだ見つかっていないため、省エネ、安全性の両面で技術的ハードルが残されている。

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】


---------------

【家庭用冷蔵庫・自販機・カーエアコン分野について、また、HFO「第三のリスク」論】

問5:(対経産省)
 家庭用の冷蔵庫やカーエアコン、自動販売機などでは、代替フロンからグリーン冷媒への代替が進んでいる、または、進む見通しと聞くが、具体的な状況はどうか。問題なしか(新規製造分、国内ストックでの比率や、冷媒代替による経済性、性能・安全性等はどうか)。

---------------

【家庭用冷蔵庫】
ishigamitoshio.com

環境省HP「自然冷媒機器開発秘話『東芝ライフスタイル』」
(※「シクロペンタン」から「イソブタン」への切替【家庭用冷蔵庫】)

---------------

【自動販売機】
ishigamitoshio.com
(※地球温暖化係数(GWP)とは、CO2を1とした場合の温暖化影響の強さを表す値)

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問5:(続き/対経産省)
 例えば、グリーン冷媒に含まれる「HFO」(例えば、HFO-1234yfなど)は、衆議院の質疑では、CO2などの自然冷媒ではなく、弗素系の人工の化学物質であって、問題点が外国政府で指摘されているとのこと。我が国政府はどのような判断根拠で整理しているのか。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】


***************

【業務用冷凍冷蔵庫(大型・中型)、超低温冷凍冷蔵庫分野について、また、次世代内蔵型ショーケースなど漏えい対策のアイデア】

問6:(対環境省→対経産省:※続けて答弁をお願いします)
 業務用冷凍冷蔵庫(大型・中型)、超低温冷凍冷蔵庫などでは、代替フロンからグリーン冷媒への代替候補はあるが普及に課題ありと聞く。具体的な状況はどうか。対応はどうか。

 また、業務用の冷凍冷蔵庫は1台あたりの冷媒量が多く、耐用年数も長い。そのため冷媒の漏えい量も多い(国全体の半分)との課題があるが、いかなる対策が検討されているのか(例えば、冷媒配管を店内に設置する別置型に比べて、ショーケース1台ごとに冷凍回路を内蔵すれば、冷媒総量の低減、現場での継手やシール部の工事の不要化で、漏えいリスクが大幅改善できると考えられるがどうか:富士電機「次世代内蔵型ショーケース」等)。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

***************

【家庭用エアコン、業務用エアコン、小型業務用冷凍冷蔵庫分野について、また、万が一、代替冷媒候補が見つからない場合の対応について】 

問7:(対経産省)
 一方、家庭用や業務用のエアコン、小型業務用冷凍冷蔵庫に関しては、代替フロンからグリーン冷媒への代替候補を検討中と聞くが、国としてどのような対応や研究開発を行っているか。目標達成への時間軸は、キガリ改正のスケジュールと関連付けて設定してあるのか。

 また、万が一、冷媒の代替候補が見つからないor普及に課題が残ってしまう場合、国としていかなる対応をとり得るのか(考えておく必要性もあるのでは)等も併せて伺いたい。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】


***************

<4.「キガリ改正」将来の視点:我が国の冷凍空調産業のシェア拡大のチャンス>

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

【まとめ:我が国冷凍空調産業が需要増大のエアコン世界市場でシェア拡大する一大チャンス】

問8:(対世耕弘成 経済産業大臣)
 キガリ改正の削減スケジュールについては、現行のフロン排出抑制法に基づく取組を着実に実行すれば2025年までは問題はないが、70%削減が始まる2029年以降は見通しが立っていないとも聞く(2034年から80%削減、2036年から85%削減)。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問8:(続き/対世耕弘成 経済産業大臣)
しかし考えてみれば、キガリ改正は先進国だけでなく途上国も含めた規制であり、HFC代替物質の開発、製品の実用化を産業競争国(ライバル)に先行することができれば、日本の冷凍空調産業の国際競争力強化、シェア拡大の好機と捉えることも可能。国としても積極的に企業や研究機関等の研究開発を支援するべきと考えるが、大臣の認識・決意について伺いたい。

---------------

ishigamitoshio.com

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】


***************

答弁者:世耕弘成 経済産業大臣、経産省、環境省、文科省、気象庁

---------------

ishigamitoshio.com

以上


***************

【配布資料集】

ishigamitoshio.com

***************

ishigamitoshio.com

***************

ishigamitoshio.com

***************

ishigamitoshio.com

***************

ishigamitoshio.com

***************

ishigamitoshio.com

***************

【関連資料ファイル】

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」質問要旨【石上事務所作成】
20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」質問要旨【石上事務所作成】

20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】
20180619経産委員会「オゾン層保護法改正案」配布資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

***************

以上

2018年6月18日(月) 決算委員会 締めくくり総括質疑「平成28年度決算外2件」(大阪府北部を震源とする地震、米朝首脳会談(CVID、完全な非核化、米韓演習中止)、閣議決定された「骨太の方針2018」(財政再建に取組まない安倍政権)、社会から託された「政治家の本当の役割」、(森友学園問題)財相発言「それが分かりゃ苦労せんのですよ」、(加計学園問題)総理2月25日のアリバイを示す必要性)

--------------------------------

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

■2018年6月18日 参議院決算委員会「締めくくり総括質疑」
(TV・全大臣入り)

--------------------------------

【議題】

・平成28年度歳入歳出決算、国有財産増減等計算書、国有財産無償貸付状況(平成28年度決算外2件)
(締めくくり総括質疑)
 

会計検査院『平成28年度決算検査報告の特色』
会計検査院『平成28年度決算検査報告の概要』
会計検査院『平成28年度決算検査報告の本文』

---------------

ishigamitoshio.com

(出典)「パンフレット会計検査院(平成30年版)」

--------------------------------

【質問構成】

<1.大阪府北部を震源とする地震について>
<2.米朝首脳会談について>
<3.骨太の方針2018について>
<4.森友・加計問題について>

---------------

ishigamitoshio.com

■参議院本館・第一委員会室に集まった報道陣(2階席より)

***************

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」質問要旨【石上事務所作成】
20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」質問要旨【石上事務所作成】

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】
20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】


***************

<1.大阪府北部を震源とする地震について>

問1:【対 菅義偉 内閣官房長官】
 本日(6月18日)午前7時58分頃、大阪府北部を震源とする推定M5.9の地震が発生。大阪府北部で震度6弱、京都府南部で震度5強、滋賀県南部、兵庫県南東部、奈良県で震度5弱を観測。亡くなられた方、ケガをされた方、今なお救助を求められている方も複数。ここまでの被災状況はどうか。

 また、救護救援・応援体制、補給物資など最初の72時間が特に重要ともいわれており、何か不足・手の足りないことがあれば、協力したい方々、NPO、企業、自治体など、「日本人のキズナ」は生きているので、そのための窓口も有機的に機能させていただきたいが現在、どのような状況なのか。                  

---------------

ishigamitoshio.com
菅義偉(すがよしひで) 内閣官房長官


---------------

<2.米朝首脳会談について>

ishigamitoshio.com

(右)米国 ドナルド・トランプ大統領
(左)北朝鮮 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長

---------------

ishigamitoshio.com

■カペラホテル(CAPELLA SINGAPORE)
 @シンガポール・セントーサ島(Sentosa Island)

---------------

ishigamitoshio.com

■史上初の米朝首脳共同声明
米朝首脳共同声明(米国ホワイトハウスHP「Joint Statement of President Donald J. Trump of the United States of America and Chairman Kim Jong Un of the Democratic People's Republic of Korea at the Singapore Summit」
NHK NEWS WEB「米朝首脳会談2018.6.12」

---------------

問2:【対 河野太郎 外務大臣】
 今回の米朝首脳共同声明は、日本と米国がこれまで一貫して北朝鮮に求めてきた「CVID」(Complete, Verifiable, and Irreversible Denuclearization:完全かつ検証可能、後戻りできない(不可逆的な)非核化)は盛り込まれず、一方、北朝鮮側の約束「完全な非核化」はその定義が極めて曖昧と、全体として、酷いディールではないか。

 
---------------

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

問2:【対 河野太郎 外務大臣】(続き)
 また、日米を射程に収める弾道ミサイルの問題はどうしたのか。何も言及がないのはおかしくないか。

---------------

ishigamitoshio.com

--------

ishigamitoshio.com

防衛省「北朝鮮による核実験・弾道ミサイル発射について」(平成30年1月26日)

---------------

ishigamitoshio.com
河野太郎 外務大臣

---------------

問3:【対 菅義偉 内閣官房長官】
 今回の米朝首脳共同声明のなかに記載のある「完全な非核化」の意味、また、その実施主体や方法・手順、さらには枠組みすら全く不明な現段階での発言「初期コストを支援する用意はある」というのは、あまりにも軽率すぎる発言ではないか。いかなる論理・戦略に基づいての発言なのか。

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

問4:【対 小野寺五典 防衛大臣】
 「米韓演習中止」「将来的な在韓米軍削減」のトランプ発言を事前に聞いていたか。仮にそうなると(米韓演習中止、将来的な在韓米軍削減の方向となると)、新たな北東アジアの安保環境はどう変わるとの認識か。

 朝鮮半島の「三十八度線」は鴨緑江に上がるのか、対馬海峡に下がるのか。南沙諸島で起きていることが東シナ海でも起こるのか。

 その時、我が国の防衛体制はどのように変化・対応するのか。

---------------

ishigamitoshio.com
小野寺五典(おのでらいつのり) 防衛大臣

---------------

問5:【対 安倍晋三 内閣総理大臣】
 拉致問題解決のための日朝会談を模索する好機ではあるが、まさかこの機に乗じて、昨年からの国会混乱の自らの政治責任(森友・加計問題、公文書改ざんなど)や総裁任期切れ(三選)問題を乗り切るつもりではないか。

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com
安倍晋三 内閣総理大臣


---------------

<3.骨太の方針2018(財政再建、社会保障、特に年金)について>

■2018年6月15日に閣議決定された「骨太方針2018」(=「経済財政運営と改革の基本方針2018~少子高齢化の克服による持続的な成長経路の実現~」)

ishigamitoshio.com

「骨太方針2018(概要)」(平成30年6月15日(金)閣議決定)
「骨太方針2018(全文)」(平成30年6月15日(金)閣議決定)

---------------

※基礎的財政収支(PB)黒字化の達成を「2020年度から2025年度に先送り」し、財政再建を裏付ける具体策については決定事項が少なく、今後の検討とするにとどまる項目が多い。

---------------

ishigamitoshio.com
★パネルを指し示しサポートする矢田わか子議員★
「大変お世話になりました!ありがとうございました。」

---------------

問6:【対 茂木敏充 内閣府特命担当大臣(経済財政政策)】
 先週金曜日(2018年6月15日)に閣議決定した「骨太方針2018」(=「経済財政運営と改革の基本方針2018~少子高齢化の克服による持続的な成長経路の実現~」)では「アベノミクスで経済は大きく改善」との自画自賛だが、ならば何故プライマリーバランス(PB:基礎的財政収支)黒字化目標は挫折したのか。結局、将来世代に負担を負わせる「財政金融エンジン」の空吹かしだけでは、真の意味での、「経済財政の体質改善」は実現しないのではないか。

---------------

ishigamitoshio.com
茂木敏充(もてぎとしみつ) 内閣府特命担当大臣(経済財政政策)

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問7:【対 河戸光彦 会計検査院長】
 会計検査院が今回初めて行った、一般会計20か年度を検査対象とした「国の財政健全化への取組ついて」と題する決算検査の所見について端的にその内容を伺いたい。

---------------

会計検査院「国の財政健全化への取組について」(主なポイント)
会計検査院「国の財政健全化への取組について」(全文)

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com
河戸光彦(かわとてるひこ) 会計検査院長

「取組方針に設定された指標を決算額ベースでみてみると、10か年度において、当初予算で達成を求められているような水準とはなっていない。そして、取組方針に設定された指標が、補正予算が執行されることにより、当初予算で達成を求められているような水準からどの程度かい離することになるかについて、補正予算の編成等の過程では示されていない。多額の補正予算の編成が常態となっており、当初予算では必ずしも補正予算を含む予算の全体像を表すものとはなっていないことなどを踏まえれば、当初予算による取組方針の達成状況のみによって、国の財政が財政健全化目標の達成に向かうことになるかどうかを十分に判断することは難しい。このため、補正予算が執行されることによって、当初予算で達成を求められているような水準からどの程度かい離することになるかも含め明らかにするなどの継続的な取組が重要である。また、予算執行の結果を表す決算額を用いて、同様に現状を明らかにすることにより、財政健全化目標の達成に向けた現状を国民に丁寧に説明することも重要と考えられる。
 したがって、政府は、財政健全化への取組について、引き続き適切な財政健全化目標を継続的に設定した上で当該財政健全化目標の達成に向けた継続的な取組を実施するとともに、毎年度の取組の現状について、継続的に、予算総額や決算額を用いて示すことにより、国民に対する説明責任をより一層果たしていくよう努めることが重要である。

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問8:【対 麻生太郎 財務大臣】
 1990年代以降、先進各国では財政悪化に直面し、苦しくても真剣に予算制度改革を断行したが、我が国の予算制度ではどうか。結局、一向に改善しない我が国の財政再建問題で予算制度に必要なのは、明治大学・田中秀明教授他の主張するような、①拘束力のある中期財政フレームと支出ルール(これに基づき毎年の予算を編成する)、②日本版財政責任法の制定(例えば、イギリスでは2010年に「財政責任法」が成立。ドイツでは財政収支均衡原則の導入にあたり「憲法改正」を実行している。)、③国会内など独立的な財政機関の設置(政府の財政政策を検証する独立財政機関の国会への設置等)ではないか。

(参考)参議院第二特別調査室・前田泰伸「我が国財政再建に向けた課題」(2016年3月)
(参考)明治大学公共政策大学院教授・田中秀明「独立財政機関を巡る諸外国の動向と日本の課題」(ECO-FORUM, Vol.31, No.1, 2015統計研究会)

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com
麻生太郎 財務大臣

---------------

問9:【対 加藤勝信 厚生労働大臣】
 財政審(財務省「財政制度等審議会」)で、年金支給開始68歳への引上げ概念図が示されたが、それよりは、現在ある「繰下げ受給制度」を70歳超にも拡大する方が「人生百年時代」に遥かに相応しいと考えるが、どのような認識か。また、どのような検討を行っているのか。

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問10:【対 安倍晋三 内閣総理大臣】
 「経済再生なくして財政再建なし」の決まり文句を繰り返し、財政再建をいつまでも先送りするだけでは、早晩、年金支給開始や消費税率をさらに引き上げざるを得なくなりかねない。苦しくても過剰な財政出動や金融政策依存から早期脱却を図るべきではないのか。それこそが、社会から政治家に託された「本当の役割」なのではないのか。

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------


<4.森友学園・加計学園問題について>

ishigamitoshio.com

■これが「『公文書改ざん』調査報告書」だ!
財務省「森友学園案件に係る決裁文書の改ざん等に関する調査報告書」(平成30年6月4日)

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

問11:【対 麻生太郎 財務大臣、対安倍晋三 内閣総理大臣】
 財務省・森友「決裁文書」改ざんの動機を問われて「それが分かりゃ苦労せんのですよ」との大臣の発言の真意。また、改ざん指示を「拒否した者と拒否しなかった者の差、気持ちが分からない」(麻生大臣発言)のでは、責任者として、真の意味での再発防止に取組めるのか。それが分からないのであれば、再発防止は到底無理ではないのか。分からないのに、どう取組むつもりなのか。

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問12:【対 麻生太郎 財務大臣、安倍晋三 内閣総理大臣】
 近畿財務局の決裁文書には「本省理財局の感覚からすれば決裁のために必要でない情報が多く含まれている」との記載が調査報告書にあるが、総理夫人や政治家関連の記載はそもそも書かないのが、公文書管理法の趣旨「経緯も含めた意思決定に至る過程」を残す、「現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにする」に沿っていると考えるか。また、問題となっている「応接録」は、財務省行政文書管理規則細則に則り、佐川局長の言うように、事案終了で(今回の場合は、契約を締結した時点で)、すべて廃棄するべきだった(佐川虚偽答弁のように「存在していない」状態にしてあるべきだった)との整理なのか。また、再発防止として他省庁にもそうした方針を確認するのか。

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

問13:【対 安倍晋三 内閣総理大臣】
 加計学園問題で愛媛県が国会に提出した文書に記載されている資料(「新しい教育戦略」)が文科省で見つかり、愛媛県の文書内容と符合する事実が、さらに判明している。総理と加計理事長は、やはり2月25日に面会しているのではないか。総理日程は終日詳細な記録が必ずあるはずで、違うのならば、不在証明=ある意味でのアリバイを示せるはずではないか(例えば、お互いに終日、別の場所にいたのを証明できるので、会えるはずがないとか、用事の内容は言えなくても、これこれこうした会議や面会があって、従って、面会は起こり得ないとかの間接的な立証=アリバイを示すなど)。

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

---------------

答弁者:安倍晋三 内閣総理大臣、菅義偉 内閣官房長官、茂木敏充 内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、河野太郎 外務大臣、麻生太郎 財務大臣、加藤勝信 厚生労働大臣、小野寺五典 防衛大臣、河戸光彦 会計検査院長

ishigamitoshio.com

---------------

以上


***************

【配布資料その1】

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

***************

【配布資料その2】

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

***************

【配布資料その3】

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

***************

【配布資料その4】

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

***************

【配布資料その5】

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

***************

【関連資料ファイル】

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」質問要旨【石上事務所作成】
20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」質問要旨【石上事務所作成】

20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】
20180618決算委員会「締めくくり総括質疑」配付資料【石上事務所作成】

***************

ishigamitoshio.com

---------------

ishigamitoshio.com

皆さんも一度、間近で「生」国会見ませんか?

---------------

以上


Copyright (c) Toshio Ishigami All rights reserved.