2018年5月15日(火) 文教科学委員会 「著作権法改正案」参考人質疑(音楽・映像コンテンツ業界からみた著作権法改正案「柔軟な権利制限規定」、誰もがイキイキと生活する前提の「情報アクセス機会充実」(マラケシュ条約))

■著作権と著作隣接権
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(一般社団法人 日本レコード協会「音楽に関わる人々と著作権」)

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(文教科学委員会初質問 for the「音響部会」)

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■ネット上の違法アップロード被害がひどい!
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(一般社団法人 日本レコード協会「削除要請件数の推移」)

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【議題】

・著作権法の一部を改正する法律案

「著作権法改正案」概要 
「著作権法改正案」要旨
「著作権法改正案」案文

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【質問要旨】

20180515文教科学委員会「質問要旨」(石上俊雄事務所作成)
20180515文教科学委員会「質問要旨」(石上俊雄事務所作成)

(1)音楽・映像コンテンツ業界からみた著作権法改正案「柔軟な権利制限規定」
(2)誰もがイキイキと生活する前提の「情報アクセス機会充実」(マラケシュ条約)


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【参考人】

・一般社団法人 日本経済団体連合会 産業技術本部長
 吉村隆(よしむら たかし)参考人
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配付資料「柔軟な権利制限規定のあり方-文化審議会法制基本問題小委員会中間まとめに対するコメント-」(日本経済団体連合会産業技術本部長 吉村隆 参考人)


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【参考人】

・早稲田大学大学院 法務研究科 教授
 上野達弘(うえの たつひろ)参考人
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配布資料「著作権法の一部を改正する法律案について(意見)」(早稲田大学大学院法務研究科教授 上野達弘 参考人)

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【参考人】

・筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭
 宇野和博(うの かずひろ)参考人
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配付資料①「マラケシュ条約批准と著作権法改正、そして真の読書バリアフリーを目指して」(筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭 宇野和博 参考人)
配付資料②「障がい者の読書に関する課題」(筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭 宇野和博 参考人)
配付資料③「私たちももっと本を読みたい!-マラケシュ条約批准と読書バリアフリー法制定を目指して-」(筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭 宇野和博 参考人)
配付資料④「盲人、視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するためのマラケシュ条約」(筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭 宇野和博 参考人)


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【参考人】

・専修大学 文学部人文・ジャーナリズム学科 教授
 山田健太(やまだ けんた)参考人
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配布資料「「みんなのため」とはどういうことか」(専修大学文学部人文・ジャーナリズム学科教授 山田健太 参考人)


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【質問項目】

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<1.音楽・映像コンテンツ業界からみた著作権法改正案「柔軟な権利制限規定」について>

問1:(対 経団連・吉村隆産業技術本部長、早大・上野達弘教授)
 電機産業の労組出身で仲間の所属として、音響機器(ヤマハ、パイオニア、ケンウッド、オンキョー、ティアック、テクノワーク)もあるが、レコード業界や映像ソフト業界もある(例えば、キングレコード、コロムビア、ワーナー・ミュージック、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン、ユニバーサルミュージック、ソニーなど)。

・ネット上の違法アップロード被害がとにかく深刻。その検知に4~5千万円かけてクローリングシステム(ロボット型検索エンジンで、プログラムがネット上のリンクを辿ってWebサイトを巡回)を動かし、年間60~70万件もの削除をしている、という。

・侵害者と任意交渉して和解できても回収額は平均70万円程度(コスト回収できない)。

・著作権法30条1項「私的複製」も規定があいまい。私的な集まりなら何でもOKと誤解されかねない。

・日本レコード協会
(音楽配信金額/ストリーミング、ダウンロード等)
 2013年417億円→2017年573億円(増加)
(音楽ソフト金額/レコード、ビデオ)
 2013年の2705億円→2017年の2320億円(年々低下)
         
 「デジタル化・ネットワーク化の進展に対応した『柔軟な権利制限規定』の整備」の必要性も理解できるが(「新産業」の創出など)、だからといって、悪質な侵害行為も適法になったと誤解する「居直り侵害者」や「思い込み侵害者」の予想される増加を黙って受容するわけにはいかないのも事実。現在ですらネット上で膨大な数の権利侵害が発生し、多大なコストをかけ対応しており、逸失利益まで含めて考えたら損害額は果てしない。

 必要があれば的確で分かりやすい「個別の権利制限規定」をスピーディに立法すればよいし、経理制限規定を適切に運用すればよいとの声を多く聞くが、参考人はどう考えるか。

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■音楽ソフト金額比率
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■音楽配信金額比率
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■音楽ソフト・配信金額比率
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「日本のレコード産業2018」(一般社団法人 日本レコード協会)


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<2.誰もがイキイキと生活する前提の「情報アクセス機会充実」(マラケシュ条約)について>

問2:(対 筑波大附属視覚特別支援学校・宇野和博教諭)
 4月11日の「国民生活調査会」(ユニバーサルサービスへの取組)で聞かせて頂いた。

・視覚障害者の主な困難:
 情報と移動(移動のバリアフリー化はそれなりに進展。情報が問題)
・視覚障害者にとって著作権制限のままでは、本=紙の束にすぎない
 (点字、音声化など必要)
・電子データ化(テキストファイル)→変換や購入が可能に
 (内容にアクセスの道が開かれる)

 自分は電機産業で働く者でつくる労働組合出身だが、電機産業は介護ロボット機器の開発や、ICT利活用による遠隔医療などにも取り組んでいる。音声化と文字化、デジタル化の変換など様々な場面で各社が持っている最新技術を「誰もがイキイキと働く・生活する」ことのサポートに役立てたい。マラケシュ条約や国内での法改正などで、権利関係の問題が整理されたら、「こういうことができたら(こう技術/サービスがあれば)もっとうれしい/楽しいのに」ということがあれば教えて頂きたい(※権利関係で難しそうとか、お金や労力が膨大にかかりそうという点はこの際わすれて)。


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(2018年5月15日(水)参議院「文教科学委員会」)

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【質問要旨】

20180515文教科学委員会「質問要旨」(石上俊雄事務所作成)
20180515文教科学委員会「質問要旨」(石上俊雄事務所作成)

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【配付資料】
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配付資料③「私たちももっと本を読みたい!-マラケシュ条約批准と読書バリアフリー法制定を目指して-」(筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭 宇野和博 参考人)

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(2018年5月15日(水)参議院「文教科学委員会」)

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以上

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